タウン誌「いしのまきらいふ」から取材を受けました

　　健康長寿、未病・予防に真剣に取り組む薬局を取り上げて、幸せな健康長寿社会のための一翼を担えれば・・・という目的を持つ「全国実力薬局１００選」は２０１３年にスタートしました。

昨年度、そして今年度と続けて、アトピー改善実力薬局、不妊症改善実力薬局、漢方相談薬局の３部門で受賞したのが、宮城県石巻市中里三丁目にあるヤマト漢方薬局。受賞したのは全国で２６件で東北では２件、そのうち１件がヤマト漢方薬局です。

オーナーである福谷さんは薬剤師であるとともに、宮城県で初めて「国際中医師」の資格を取得した人です。中医学とは中国の伝統医学のことで、西洋医学と並ぶ世界二大医学のひとつ。「病気を診るのが西洋医学だとすると、中医学はその人を全体的に診て、病気の原因を探り、治していく医学です」

福谷さんは学生時代から自然に秘められた力で身体を癒やす「漢方」に感心を抱いていたそうです。私たちは、何かあった場合に病院で治療を受けますが、中国漢方の特色は、病気になる前の患者さんの訴えから身体の異常を発見して治療することです。福谷さんはそのような中医学の考えや理論に共感して、２５年前に漢方の専門薬局を開ました。

今回の受賞について福谷さんはこう話します。「賞をいただくことが目的ではなく、自分の力を試してみたかったんです」と。その結果、２年続けての受賞ですから喜びもひとしお。「これからも病気で悩む人たちのそばにいて、力になりなさいってことでしょうね」

やわらかい口調、わかりやすい説明、お店の雰囲気も含めて温かさを感じる薬局です。

下を向いて入ってきたお客様がカウンセリングを受けながら涙を流してしまうこともあるとか・・・・でも福谷さんと話しているうちに表情がだんだん明るくなり、肩の荷がおりたように笑顔で帰って行くそうです。「アトピーがだいぶ良くなりました」「妊娠しました」という声を聞く度に、この仕事を選んで本当に良かったと思うそうです。実は福谷さんは「東洋医学の名医１３４」に選ばれたひとりでもあるのです。

現代社会はストレス社会。ストレスはいろいろな病気の原因になります。中医学は未病の医学。「この地域の人たちの健康は私が守るという気持ちで、これからも真摯な姿勢でお客様と向かい合います。