生理不順と不妊

月経の周期や長さ、経血量、また月経に伴う体の変化には個人差がありますが、生理不順とは厳密にいいますと、月経周期が一定しないことをいいます。

普通月経は２５～３５日位の周期でやってきます。中国漢方の考えは周期の長さも大切ではありますが、その変化をより重視しています。

例えば以前は２６～２７日間だった人が３０～３１日間になった場合に正常な範囲内でも、そこには体に何らかの異常が起きているのではないかと考えます。
実際に基礎体温表で見ると、低温期と高温期がはっきりと分かれていない、低温期のうち卵胞期が長い、高温期が短いなど不妊になりやすい関係を見ることができます。

これらから分かるように、生理不順の背景には無排卵性月経、黄体ホルモンの働きが悪い、または排卵がうまくいかなかったり、卵子の質が良くないなどの可能性があります。
生理不順も体の状態に合った漢方薬を使うことでホルモンバランスを整え、妊娠しやすい体づくりに大いに役立ちます。