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うつ症・自律神経失調症・不眠

自律神経とは私たちの体の中に網の目のようにはりめぐらされている神経で、ほとんどの内臓諸器官に働いています。この他、血管やホルモンの分泌、体温、発汗などの調節を行い、体の活動を陰で支えてくれる重要な神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあり、お互い牽制したり協調し合ってバランスをとっています。昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働き、季節では冬は交感神経が、夏は副交感神経のほうが優位に働きます。季節の変わり目にバランスが崩れやすいのはこのためです。 さらに女性は生理周期との関係で男性よりバランスが崩れやすくホルモンが不安定になる思春期と更年期に多く現れます。また、生活のリズムと体のリズムが異なったり、ストレスを強く受けても自律神経のバランスを崩します。性格的なものも関係し、神経質、生まじめ、几帳面、完全主義の人に多く見られます。

症状は頭痛、肩こり、めまい、動悸、不眠、イライラ、不安感、あせり、気持ちが落ち込む、やる気が起きない、のぼせ、発汗、吐き気、倦怠感、便秘、下痢など多種多様です。

自律神経は中国医学では「肝」に属します。肝は精神情緒をコントロールし気の流れをスムースにする大切な役割を担っています。

 

近頃、東日本大震災による影響、経済不安や職場環境の変化、家庭内問題など体調や将来に不安を感じている人達の相談が多くなってきています。

精神(心)疾患に対しては副作用が少なく、ストレスに対する抵抗力を高める漢方薬が広範に使用されています。

西洋医学では、精神活動は脳だけの働きとされていますが、中医学では、肝、心、脾、肺、腎という五臓の何れもが精神活動に影響を及ぼし、さらに六腑の一つである胆も精神活動に関連していると考えています。

胆は決断を司るとされ、決断力があるかどうかは胆の働きの良し悪しによっています。胆の働きが悪ければ決断力が鈍く、どんな細かいことにもくよくよと迷ってしまいすぐに判断できなかったり、ストレスが溜まりやすくなります。またちょっとのことでも驚きやすく、すぐにドキドキし、不安、不眠を訴えるようになります。 不眠や不安感、自律神経の諸症状には胆機能を増強し、決断力や胆力を強めることが重要です。

こころとからだ、そして、その人を取り巻く環境なども考慮して、あなたに合う漢方薬と総合的によくしていく方法をアドバイスさせて頂きます。

 

こころの相談が多い疾患は

自律神経失調症、うつ病、パニック障害、強迫性障害、不眠症、社会不安障害、

更年期障害、適応障害、統合失調症、過敏性腸症候群、摂食障害、など

 

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